高気圧とは

 

高気圧には、大きく分けて二つの高気圧(寒冷型高気圧・温暖型高気圧)、その二つの中に4種類の高気圧があります。

 

寒冷型高気圧

・シベリア高気圧

・移動性高気圧

オホーツク海高気圧

寒冷型は下層に寒気があり降下した空気が地上で発散される。発散されることで地上に空気が無くなるのでそれを補うために上空から空気が補充されます。

寒冷型は、背の低い高気圧です。

 

温暖型高気圧

・太平洋高気圧

ハドレー循環の結果、風が集められ、それが行き場を失って降下する事で出来る高気圧。

断熱圧縮により、温度が上昇する事で暖かい高気圧になります。

温暖型高気圧は、背の高い高気圧です。

 

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● シベリア高気圧

冬に西高東低を作り出す気団。

特徴としては、日本海側に降雪を伴わせる。太平洋側には、乾燥した晴天が続く。

 

● 太平洋高気圧

日本の夏を支配する気団。

・ 南高北低で暑い晴天が続く。日射により山間部では局地的な熱雷がある。

・ 高温多湿で、しゅう雨性の雨や、集中豪雨等が見られる。

 

 

● 移動性高気圧

   春や秋に多く本邦を通過する。

 

オホーツク海高気圧

梅雨の原因となる高気圧。ヒマラヤ山脈で二手に分かれた亜熱帯ジェット気流オホーツク海上で収束することで下降気流が発生し、高気圧を発生させる。また親潮の影響で、冷たく湿った高気圧となる。